Webマーケティングがしんどい8つの理由と解決策 実体験を元に徹底解説

「Webマーケティング業界はしんどい、辛いと言われるけれど本当だろうか」

 あなたはそんな不安を感じていませんか。

 結論から言うとWebマーケティング業界では、しんどいことはよくあります。

しかし、しんどさを上回るやりがいがあるのも確かです。 

この記事では現役Webマーケターのワタリが、実体験を含めてWebマーケティング業界のしんどさを解説します。

 同時にしんどさに対処する方法も伝授しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

【体験談】Webマーケティングがしんどい8つの理由

Webマーケティングがしんどいと言われる代表的な理由は、下記の8つです。

では現役Webマーケターのワタリの体験談もふまえて、詳しく見ていきましょう。

1. 残業が多い

結論から言うと、Webマーケティング業界は残業が多いです。 

なぜならWebマーケティングは作業が細かく、対応する業務範囲が広いからです。 

ワタリも32歳でWebマーケティング会社に転職しましたが、残業の多さに驚きました。 

転職先がブラック企業で有名な会社だったこともあり、多いときは月100時間以上残業をしていました。 

売上目標が厳しかったため、徹夜や休日出勤が当たり前の世界でした。 

これは極端な例ですが、残業が多いのは確かです。 

家族との時間を最優先に考える人や、どうしても定時退社をしたい人には、Webマーケティング業界はおすすめしません。

2. 業務範囲が広すぎる

Webマーケティングがしんどいと言われる理由に、業務範囲の広さがあります。 

WebマーケティングはSEO対策やWeb広告、SNS広告、競合分析、Webサイト改善など、 施策範囲が広いのが特徴です。 

具体的な例として、弊社で働くWebマーケティングディレクターの業務範囲をまとめてみました。

以上は代表的な業務内容ですが、突発案件やトラブル対応も入るので、その都度対応が必要になります。

3. 仮説・検証を繰り返さないといけない

Webマーケティングの基本は仮説・検証です。 

絶対的な正解が無いため仮説を元に施策を実行し、結果を検証しながら業務改善を行います。 

SEO対策を例に例えると、検索結果の上位に表示されるには、Googleに評価される必要があります。 

Googleに評価されるための対策方法はいくつかありますが、100％の正解はありません。 

なぜならGoogleがWebサイトを評価する仕組みは、ブラックボックス化されているからです。

そのためWebマーケターは様々な仮説を立てながら、クライアントのWebサイトを上位掲載するための、施策を実行します。 

仮説を元に施策を実行した後は、検索順位をチェックしたり、関連キーワードの追加などの改善を行います。

4. テクノロジーの進化が速すぎる

Webマーケティングの世界では、日々最新のテクノロジーが登場しています。 

最新テクノロジーについていけないWebマーケターは、正直しんどいです。 

最近のデジタルマーケティングにおける最新テクノロジーは、なんといってもAIの活用です。

Google広告ではAIテクノロジーを活用した商品が続々登場しています。 

リスティング広告は、これまでは広告運用担当者が、キーワードに対する入札単価を設定していました。 

AIを活用すると勝手に機械学習を行い、最適な入札単価で運用をしてくれます。 

結果的にコンバージョンの最適化にもつながります。

このように最新テクノロジーの活用は、Webマーケティングの成果に大きく影響するのです。 

Webマーケターは最新テクノロジーを使いこなす能力が求められます。

5. 常に最新の知識を学ぶ必要がある

Webマーケターは最新テクノロジーを使いこなす必要がありますが、 前提として最新の知識を学ぶ必要があります。 

WebマーケターがAIを活用した広告メニューを運用する場合、そもそも仕組みを理解していないと成果を上げることはできません。 

成果を上げられない程度なら改善の余地がありますが、仕組みをよく理解せず「お客さんから預かった月額予算を一瞬で消化してしまった」という事態になってしまっては、目も当てられません。

Webマーケターは、日々のスキルアップが重要になってきます。

6. ライバル企業が多い

Webマーケティング業界は成長性が高いため、数多くのライバル企業が存在します。

Webマーケティング会社は少しでも気を緩めると、あっという間にライバル企業に担当クライアントを奪われてしまいます。 

具体的な例として、毎月1,000万円以上の予算を預かっているクライアントの広告運用は、かなりシビアです。 

半年から1年おきにコンペが行われます。

それなりに成果が上がっていても、より魅力的な提案をするライバル企業があれば、一瞬で乗り換えられてしまいます。 

乗り換えられてしまったWebマーケティング会社の営業担当、Webマーケターは悲惨です。

月額1,000万円も予算があるクライアントは、新規アプローチするだけでも大変ですし、受注するためには相当な時間と労力がかかります。

7. クライアントの期待値が高すぎる

WebマーケティングはテレビCMなどと比べると費用対効果が良く、成果が分かりやすいのが特長です。 

Webマーケティングはきちんとした戦略を立て、効果検証と改善を繰り返していけば、ある程度の成果を上げることができます。 

とはいえ、Webマーケティングは魔法の杖ではありません。 

クライアントによっては、Webマーケティングを実施させすれば、売り上げが上がると勘違いしている人も少なくありません。 

顧客のフィードバックは重要ですが、理不尽な要求を受けないよう、期待値をコントロールすることも大切です。

クライアントから契約解除を言われる手前の、ギリギリの交渉も時には必要になってきます。

このようにWebマーケティングの期待値が高すぎるクライアントを担当すると、Webマーケターはしんどくなります。

8. 地道な作業が多い

Webマーケティングと言えば、華やかでカッコいいイメージを持っている人が少なくありません。 

ワタリは職歴18年の現役Webマーケターですが、はっきり言ってWebマーケティングは地味な仕事です。 

クライアントが出稿しているWeb広告の成果を日々チェックしたり、 毎月定例会で発表するレポートや改善提案を考えたり、細かい作業の繰り返しです。 

場合によってはコラムなどのコンテンツ制作や、アクセス解析も対応しなければなりません。

時には担当クライアントの理不尽な要求に対処したり、社内調整を行うこともあります。 

Webマーケティング業界に対する期待値が高すぎると、入社してからしんどくなります。 

以上が「Webマーケティングはしんどい」と言われる代表的な理由です。

しかしこれらの「しんどい」は、ある程度対処することが可能です。 

では具体的な対処方法を見ていきましょう。

Webマーケティングのしんどいを対処する6つの方法

Webマーケティングの「しんどい」に対処する方法は下記の6つです。

Webマーケティング業界に入って後悔しないように、事前に対処方法をしっかり確認しておきましょう。

1. 残業の少ない会社へ転職する

一般的にWebマーケティング会社は残業が多いのは事実です。 

とはいえ、あまりにも残業が多すぎる会社は、見切りをつけて転職したほうが無難です。 

ワタリもブラック企業として有名な、Webマーケティング会社に10年間勤務していました。 

月100時間以上の残業や徹夜・休日出勤が当たり前の労働環境でした。 

1〜2年程度は死に物狂いで頑張るのもアリですが、3年以上も過酷な環境で働くことはお勧めできません。 

なぜなら、健康面で悪影響が出てくるからです。 

最近は働き方改革で、以前に比べると労働環境は改善してきましたが、残業が多いWebマーケティング会社は存在します。 

ある程度Webマーケティング知識や経験を積んだら、労働条件の良いWebマーケティング会社への転職を検討してみましょう。

2. 健康管理をする

Webマーケティング業界は「しんどい」と感じる場面は多いので、健康管理だけはしっかり行いましょう。 

なぜなら健康でないと仕事のパフォーマンスが上がらないからです。 

会社で実施する定期健康診断は、毎年必ず受診しましょう。 

Webマーケターはクライアントからのプレッシャーや激務により、メンタルを病む人も少なくありません。 

実はワタリも長期間に渡る激務で、メンタルを病んだ経験があります。 

復帰するまで最終的に1年近くかかってしまいました。 

メンタルの調子が悪い時は、遠慮なくメンタルクリニックを受診しましょう。 

なぜなら本格的にメンタルが弱っているときは、受診する気力さえなくなっているからです。

時にはストレス解消のためにリフレッシュ休暇を取得したり、ワークライフバランスを整えることも重要です。

可能であれば、上司に勤務時間短縮の交渉をしてみてもいいでしょう。

3. 仕事の効率化を行う

Webマーケティングの施策は、改善しようとおもえばいくらでも改善が可能です。 

そのため事前に改善範囲を決めないと、時間がいくらあっても足りません。

そのためには、仕事の効率化が必須です。 

具体的には下記のような取り組みが必要になります。

ワタリの勤務先では上記全てを取り入れて、業務改善を行っています。 

個人で対応できる業務改善は限度があるので、全社的に業務改善を行っているWebマーケティング会社を選んで入社しましょう。

4. クライアントの期待値を上げすぎない

Webマーケティングを初めて行う会社にありがちなのが、Webマーケティングに対する過度な期待です。 

Webマーケティングさえ行えば、売上が急増すると思い込んでいる企業は少なくありません。 

ワタリは期待値が高すぎるお客さんに対しては、現実的な成果を伝えるようにしています。 

なぜなら受注した後に目標達成できなかった場合、トラブルになってしまうからです。 

よくあるトラブルの元は、Webマーケティングを実施する前の、獲得件数シミュレーションです。 

「あくまでもシミュレーションであり、成果を保証するものではない」と言っているのに、目標達成できないと「話が違うから費用は払えない」とクレームをつけられることも少なくありません。

 Webマーケティング会社は最善の努力をしていますが、目標数値を達成できないケースもあります。 

具体的な要因としては、競合企業が莫大なWebマーケティング費用を投下してきた場合や、クライアントに改善提案を出しても了承してくれない場合などです。 

以上のことから、クライアントに対して期待値を上げすぎることは避けましょう。

5. 成功事例や提案書を社内共有する

意外に思われるかもしれませんが、多くのWebマーケティング会社は組織が縦割りです。 

特に大企業ほどその傾向があります。 

組織が縦割りになる原因は、各部署ごとの売上ノルマが厳しかったり、情報共有できるシステムや社内の協力体制が整っていないことが挙げられます。 

ワタリが以前勤めていたWebマーケティング会社は、社員数10,000人の大企業でしたが組織が縦割りで、情報共有が極端に少ない状況でした。 

社内での情報共有が少ないと、下記のような弊害が発生します。

これらの弊害は、社内共有をしっかり行っていれば解決できるケースが大多数です。 

Webマーケターの業務時間短縮にもつながるので、情報共有は積極的に行いましょう。

6. 最新テクノロジーを学ぶ時間を確保する

これまでWebマーケティングの「しんどい」を解決する方法を説明してきました。 

「しんどい」が解決できると、多少余裕ができます。 

余裕ができたら、最新テクノロジーを学ぶ時間に充てましょう。 

なぜならWebマーケターにとって最新テクノロジーを学ぶことは、もはや使命だからです。 

Webマーケティングの世界では、日々新しいテクノロジーを使ったサービスが開発されています。

 Webマーケターはこれらのサービスをいち早く学び、提案し、成果を出すことを求められます。

Webマーケターのやりがい

Webマーケティングはしんどい面もありますが、それを上回るやりがいがあります。 

Webマーケターのやりがいは下記の4つです。

では詳しく見ていきましょう。

1. 仕事の成果がわかりやすい

Webマーケティングの特徴の１つは、成果が分かりやすい点です。 

なぜならWebマーケティングで実施した施策は、全て数値で可視化されるからです。 

Web広告を出稿した場合は、表示回数・クリック数・コンバージョン数などが、ほぼリアルタイムで弾き出されます。

 Webマーケターが提案した施策が成功し、クライアントの売上に貢献できた時は、達成感を感じることができます。 

逆に成果が悪かった場合は、数値を見直して改善提案を行うことが重要になります。

2. 最新のテクノロジーを学ぶことができる

最新テクノロジーに興味があり、自分でも試してみたい人にとっては、Webマーケティング業界は最適です。 

なぜならWebマーケティングは、最新テクノロジーとともに発展してきたからです。 

Webマーケティング業界は最新テクノロジーに触れる機会が多いので、好きな人にとっては魅力的な世界です。

3. 平均よりも年収が高い

Webマーケティング業界の魅力のひとつに、年収の高さが挙げられます。

doda発表の2023年版平均年収ランキングによると、全業種の平均年収が414万円に対し、インターネット/広告/メディア 業種の平均は423万円でした。

Webマーケティング業界は、平均よりも9万円高いことが分かります。 

Webマーケティング業界は市場も拡大しているので、年収アップを目指したい人にとっては、魅力的な業界です。

4. 副業で稼ぎやすい

最近は副業を始める人が増えてきています。 

実はWebマーケティング関連の副業案件は、件数も多いのでWebマーケターにとっては好都合です。 

クラウドワークスやランサーズでWebマーケティング案件を探すと、数多くの案件が見つかります。

 一例としては、リスティング広告の運用代行やECサイトの運用、SEO対策、Webライティング、ウェブサイト改善などが挙げられます。

最近だとSNS運用代行のニーズも高いので、稼げる分野です。

Webマーケティングのスキルや経験を副業で活かすことによって、年収をアップすることも可能です。 

副業収入が本業を越えた場合には、独立も視野に入ってきます。

Webマーケターに向いている人の特徴

Webマーケターに向いているのは、下記の特徴を持っている人です。

Webマーケティング業界は仮説・検証が重要なので、特に論理的思考は必須スキルです。

派手なプレゼンテーション力よりも、地道な作業が求められる業界です。

Webマーケターに向いていない人の特徴

Webマーケターに向いていないのは、下記の特徴を持っている人です。

Webマーケターは制作部や営業担当者など、多くの関係者と仕事をする必要があります。

特にコミュニケーションが苦手で職人気質の人は、Webマーケターには向いていません。

Webマーケターになる方法

Webマーケティングに興味を持ったあなたは、Webマーケターを目指しましょう。 

Webマーケターになる代表的な方法は、下記の4つです。

もっと詳しく知りたいあなたは、下記の記事をぜひ読んでみてくださいね。 

未経験からWEBマーケターになるには【現役WEBマーケターがロードマップを徹底解説】

おすすめのWebマーケティングスクール

現役WebマーケターのワタリがおすすめするWebマーケティングスクールは、下記の３つです。

マケキャン

チェックポイント	詳細
おすすめ講座	転職コース
受講期間	3ヶ月
入会金（税別）	30,000円
受講料（税別）	一括：300,000円
転職支援	〇
副業支援	×
返金保証	あり （転職できなければ受講料の半額返金 ） 20日間全額返金保証（クーリングオフ制度の適用）
習得可能スキル	・広告運用基礎知識 ・プランニング手法習得 ・広告プランニングワーク
授業形態	オンライン授業

＼ 無料カウンセリングを受けてみる ／

ワナビーアカデミー

チェックポイント	詳細
おすすめ講座	Webマーケティングコース
受講期間	基礎学習：3ヶ月 基礎学習：3ヶ月 卒業課題と クライアントワーク：3.5ヶ月 +４カ月のサポート期間
入会金（税別）	60,000円
受講料（税別）	一般：270,000円 学生：210,000円
転職支援	〇
副業支援	〇
返金保証	あり 初回授業の翌日までの申請に限り、 授業料を全額返金。
習得可能スキル	・マーケティング思考 ・WEBサイト分析 ・ 広告運用
授業形態	集団講義（オンライン/通学） 個別補講（オンライン）

＼ 無料オンライン説明会に参加する ／

デジプロ

チェックポイント	詳細
おすすめ講座	転職コース
受講期間	4ヶ月+転職支援機関
入会金（税別）	30,000円
受講料（税別）	通学およびオンライン集団学習：300,000円 マンツーマン学習：350,000円 学生プラン:250,000円
転職支援	〇
副業支援	×
返金保証	なし
習得可能スキル	・データ分析方法 ・WEB媒体知識 ・WEB広告入稿方法 など
授業形態	通学またはオンライン授業

＼ 無料説明会に参加する ／

Webマーケティングがしんどい8つの理由と解決策　まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

最後にまとめです。

「Webマーケティングがしんどい」と言われる理由は下記の８つです。

Webマーケティングはしんどい点も多いですが、しんどさを対処する方法があります。

しんどさを対処する方法は下記の６つです。

Webマーケティングはしんどい点もありますが、それを上回るやりがいがあります。

Webマーケティングのやりがいは下記の4つです。