「新卒でWebマーケターになるのは難しいと聞くけれど、本当だろうか?」
あなたはそんな疑問を持っていませんか。
Webマーケティング職は年収が高く、華やかなイメージがあるので憧れますよね。
結論から言うと新卒でWebマーケターになるのは難しいですが、解決策はあります。
実はこの記事を読むことで、Webマーケターになる具体的な解決策が分かります。
8つの解決策を詳しく説明しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
<プロフィール>
- 職歴18年の現役WEBマーケター
- 総合広告代理店→ネット専業代理店→WEBマーケティング会社を渡り歩く
- WEBサイト構築・WEB広告・DSP・SEO・などデジタルマーケティング全般の経験豊富
新卒でWebマーケターになるのが難しい理由
新卒でWebマーケターになるのが難しい理由は、下記の4点です。
- 新卒の採用数自体が少ないから
- マーケティング職を希望しても配属されづらいから
- Webマーケターは経験者が優遇されるから
- Webマーケターは高度なスキルが求められるから
では詳しく見ていきましょう。
1.新卒の採用数自体が少ないから
新卒でWebマーケティング職に就くのが難しいのは、採用数自体が少ないからです。
「女の転職Type」のアンケート結果によると、新卒時に企画・マーケティング部署に配属された割合はわずか2.1%でした。
最も多かったのはサービス・販売系の35.2%で、事務・経理・人事系の27.2%が続きます。
新卒でいきなりWebマーケターになるのは、難易度が高いことを理解しておきましょう。
2.マーケティング職を希望しても配属されづらいから
新卒でWebマーケティング職に就くのが難しい2つ目の理由は、配属されづらいという点です。
新卒一括採用の場合、内定後に配属先が決定します。
Webマーケティング職の希望を出しても、配属される確率はかなり低いのが現状です。
株式会社マイナビのアンケート結果「2020年新卒のみなさんに入社半年の状況を伺いました -その3-」によると、マーケティングなどの企画系部署を希望して、配属された割合は34.5%となっています。
営業系の68.8%と比べると約半分という結果です。
まずは営業職を経験させてから、企画職へ異動させる企業もあるようですが、企画職は配属されづらいことは明らかですね。
3.Webマーケターは経験者が優遇されるから
Webマーケターは経験者が優遇されます。
そのため経験のない新卒が、いきなりWebマーケティング部署に配属されるケースは、ごくわずかです。
Webマーケティングは対応範囲が幅広いため、基礎知識から身につける必要があります。
基礎知識だけでも最低は6ヶ月程度必要です。
基礎知識以外にも実践経験も求められるため、新卒だとハードルが高いのが現状です。
4.Webマーケターは高度なスキルが求められるから
Webマーケターは高度なスキルが求められます。
具体的にはWeb広告運用、SEO対策、アクセス解析、Webサイト改善、ITツール活用などです。
Webマーケティング業界はテクノロジーの進化が激しいため、スキルのアップデートも求められます。
余裕のある大企業であれば、新人教育に時間と予算をかけられますが、中小企業では難しいのが現状です。
新卒でWebマーケターになる方法
新卒でWebマーケターになるのは正直厳しいですが、確率を上げる方法はあります。
具体的な方法は下記4点です。
- Webマーケティング会社のインターンシップに応募する
- 独学でWebマーケティングの知識を身につける
- Webマーケティングスクールに入る
- ブログやSNS運用を行う
では詳しく見ていきましょう。
1.Webマーケティング会社のインターンシップに応募する
新卒でWebマーケターになりたいなら、インターンシップの応募は重要です。
なぜなら選考で有利に働くことがあるからです。
企業側のタテマエは入社後のミスマッチを防ぐことですが、ホンネは「優秀な学生を早い段階で囲い込みたい」という思惑があります。
学生側としてもWebマーケティング業界理解や、就活の予行演習ができるというメリットがあります。
2.独学でWebマーケティングの知識を身につける
新卒でWebマーケティング職を目指すなら、独学でWebマーケティング知識を身につけることをおすすめします。
書類選考や面接時でのアピールポイントになるので有利です。
夢やあこがれだけでWebマーケターを目指す学生との、差別化にもつながります。
注意点としてはあまり知識をひけらかさないことです。
相手はWebマーケティング業界のプロなので、謙虚な態度は忘れないようにしましょう。
3.Webマーケティングスクールに入る
それなりに費用はかかりますが、本気でWebマーケターになりたいあなたは、Webマーケティングスクールを受講することをおすすめします。
なぜならWebマーケティングの基礎から応用まで、体系的に学ぶことができるからです。
Webマーケティング会社の社内研修レベルの知識は吸収できますよ!
実在する企業の広告アカウントを運用するような、実践力を身につけることも可能なため、履歴書に実務経験をアピールすることも可能です。
ワナビーアカデミーのように、学生割引を実施しているWebマーケティングスクールもあるので、気になるあなたは無料オンライン説明会を受けてみましょう。
Webマーケティングスクールについて詳しく知りたいあなたは、下記の記事も参考にしてくださいね。
Webマーケティングスクールおすすめ10選【現役Webマーケターが厳選】
4.ブログやSNS運用を行う
Webマーケティングの実践経験を身につける意味では、ブログやSNS運用もおすすめです。
ハードルは高いですがブログ運営を行うとWebサイト制作や、Webライティング、SEO改善、Webサイト分析などの実践経験を積むことが可能です。
SNSに力を入れている企業のWebマーケティング部門を狙っているなら、SNS運用の実績が評価される場合があります。
もしあなたがSNSのインフルエンサーである場合、一部の選考が免除される場合があります。
具体的な例として、ソーシャルメディアマーケティング事業などを展開しているCyber Buzz(サイバー・バズ)はインフルエンサー選考というものを実施しています。
【インフルエンサー選考 応募資格】
以下いずれかの条件の方は、書類選考・グループディスカッション・一次面接・二次面接をスキップし、三次面接に進んでいただけます。
Instagram、Twitter、YouTube、TikTokいずれかのSNSでの直近1ヶ月以内の1投稿でいいね!数が1,000以上ついている方。
Cyber Buzz採用サイトから引用
SNSが得意な人は応募する価値がありますね!
このような選考を受けてみるのも、Webマーケターになる方法です。
新卒でWebマーケターを目指すメリット
新卒でWebマーケターになるのは難しいですが、多くのメリットがあります。
代表的なメリットは下記の4点です。
新卒でWebマーケターを目指すメリット
- 平均年収が高い
- 転職や独立がしやすい
- スキルを活かして副業で稼ぐことも可能
- 自由度の高い働き方が可能
いちばん大きなメリットは平均年収が高い点でしょう。
dodaの平均年収ランキングによると、20代の全職種平均年収が342万円だったのに対し、Webマーケティング職の平均年収は368万円でした。
20代で26万円の差は大きいですね。
年収以外にもスキルを活かして独立しやすかったり、リモートワークでも仕事ができる点は魅力的ですよね。
難易度は高いですが、新卒でWebマーケターを目指す価値は十分あります。
新卒でWebマーケターを目指すデメリット
新卒でWebマーケターを目指すデメリットは下記の3点です。
新卒でWebマーケターを目指すデメリット
- 新卒の採用枠自体が少ないので狭き門
- Webマーケターの適性が無いと挫折しやすい
- 慣れないうちは激務になりやすいので覚悟が必要
メリットがあれば、当然デメリットもあります。
いちばん大きいのは、新卒のWebマーケター職の採用人数が少ない点です。
とはいえ応募しないことには始まらないので、トライしてみましょう。
Webマーケターの適性が無いと挫折しやすいので、あなたの適性を見極める必要もあります。
Webマーケターは華やかなイメージがありますが、激務になることが多いので注意が必要です。
時間をかけてWebマーケターを目指す方法もある
新卒でいきなりWebマーケター職に就くことができれば素晴らしいですよね。
とはいえ確率的には低いのも現実です。
多少時間はかかっても、最終的にWebマーケターになれれば良くないですか?
ある程度社会人経験を積んでからWebマーケターになると、それまでの経験を活かすことができます。
具体的な方法を4つ紹介しましょう。
- 他部署で経験を積んでからWebマーケティング部門に異動する
- 異業種から第二新卒でWebマーケターになる
- Webマーケティング会社の営業職からWebマーケターになる
- Webマーケティング関連の副業を極めて独立する
では詳しく見てみましょう。
1.他部署で経験を積んでからWebマーケティング部門に異動する
新卒でWebマーケティン部門に配属されなかったからといって、失望しすぎてはいけません。
なぜならジョブローテーションや社内異動で、Webマーケティング部門に配属される可能性があるからです。
企業によっては、新卒は初めに営業部門へ配属する場合もあります。
その後適性を見ながら、他部署へ異動させることも珍しくありません。
ある程度時間はかかりますが、他部署で経験を積んでからWebマーケティング部門を目指す方法もあります。
それでも難しい場合は上司にアピールしたり、異動願いを提出してみるのも手です。
2.異業種から第二新卒でWebマーケターになる
Webマーケティング業界と異なる会社や、マーケティン部が無い会社にしか就職できなかった場合、どうしたらよいでしょうか。
その場合は第二新卒として、Webマーケティング業界へ転職する方法があります。
意外かもしれませんが、Webマーケティング未経験でも採用している企業は一定数存在します。
転職エージェントdodaで下記の条件で検索したところ、55件※の求人がヒットしました。
※2024年1月現在
職種 | Webマーケター |
詳細条件 | 業界未経験者歓迎 |
雇用形態 | 正社員 |
求人件数 | 55件 |
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3.Webマーケティング会社の営業職からWebマーケターになる
新卒でWebマーケターになるのは難しいですが、Webマーケティング会社の営業職からWebマーケターになる方法があります。
少し分かりづらいので、詳しく解説しますね。
一般的に企業はマーケティング部門よりも、営業部門の採用人数を増やします。
なぜなら企業の売り上げを伸ばすためには、営業活動を強化する必要があるからです。
いくら優秀なWebマーケターがいても、数字を稼ぐ営業がいないと話になりませんよね。
Webマーケティング会社も例外ではありません。
異業種でも営業経験があれば、Webマーケティング会社の営業職として採用される可能性は高くなります。
営業職として入社し、Webマーケター職に異動することも不可能ではありません。
企画営業というポジションであれば、Webマーケターとしての要素も求められます。
部署に深いこだわりが無ければ、企画営業としてWebマーケティングに関わるのも手です。
4.Webマーケティング関連の副業を極めて独立する
企業のWebマーケターというポジションにこだわりが無ければ、副業を極めて独立する方法もあります。
クラウドワークスやランサーズでは、多くのWebマーケティング案件が募集されています。
WebライティングやSNS運用代行は、初心者でも取り組みやすいジャンルです。
Webマーケティング案件を極めれば、月額30万円以上を稼ぐことも夢ではありません。
勤務先の年収を超えたら、Webマーケターとして独立することも可能です。
以上が時間をかけてWebマーケターになる方法でした。
さらに詳しく知りたいあなたは、下記の記事も参考にしてくださいね。
未経験からWEBマーケターになるには【現役WEBマーケターがロードマップを徹底解説】
未経験者からWebマーケターになりたい人は、必読です!
Webマーケターの種別
Webマーケターと言っても、所属する企業や部署によって役割や守備範囲が大きく変わります。
下記にWebマーケターの種別を4種類にまとめたので、就活の際に参考にしてくださいね。
種別 | 主な仕事 | 所属部署や所属会社の例 |
①メーカー・事業会社のWebマーケター | リアル事業を主とするメーカーや、サービス業などの企業でWebマーケティングを担当する。 | 宣伝・広告・営業・販促・広報などの部署。Webを活用している部署は全て該当。 Webサイトの統括担当者から、ECサイトの担当、ネット広告出稿担当など実に多様。 |
②ネット専業事業会社の Webマーケター | 主に個人向けのオンライン事業サービスを提供する。 | Google、Amazon、Yahoo!やオンラインゲームを展開するDeNAなど多数。 |
③広告代理店・コンサルタント会社のWebマーケター | 主に①の企業に対してコンサルティングや企画提供業務を行う。 | 広告代理店、Webマーケティングコンサルティング会社など。電通・博報堂などの従来の広告代理店のネット担当者。サイバーエージェント、オプトなどのネット系広告代理店営業など。 |
④ソリューション提供会社の Webマーケター | 主に①、②の企業に対して、ツールや仕組みを提供する。3と提携することが多い。 | Web接客ツール、マーケティングオートメーション、メール配信システム、デジタルサイネージなどを提供している企業の企画開発者や営業、コンサルタント。 |
『マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 Webマーケッター瞳の挑戦!』を参考に作成
メーカーや事業会社は部署が多いので、新卒でWebマーケター職に就く可能性は低いです。
オプトなどのネット系広告代理店は、Webマーケティングに特化しているので、Webマーケターとして採用される可能性は高くなっています。
Webマーケターに向いている人の特徴
Webマーケターを目指す前に、どんな人がWebマーケターに向いているか確認しておきましょう。
絶対ではありませんが、下記の特徴を持っている人はWebマーケターに向いています。
Webマーケターに向いている人の特徴
- 論理的思考ができる人
- 常に学び続けられる人
- 最新ITテクノロジーが好きな人
- 地道な作業が苦にならない人
Webマーケティングは仮説・検証が重要なので、特に論理的思考は重要な資質です。
Webマーケターに向いていない人の特徴
逆に下記の特徴を持っている人は、Webマーケターに向いていません。
Webマーケターに向いていない人の特徴
- 変化を嫌う安定志向の人
- ストレス耐性が低い人
- コミュニケーションが苦手でチームプレイができない人
- 数字を扱うことが苦手な人
Webマーケターは営業やWeb制作部門との連携が重要です。
コミュニケーションが苦手で職人気質の人は、Webマーケターには向いていません。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
最後にまとめです。
新卒でWebマーケターになるのが難しい理由は、下記の4つです。
- 新卒の採用数自体が少ないから
- マーケティング職を希望しても配属されづらいから
- Webマーケターは経験者が優遇されるから
- Webマーケターは高度なスキルが求められるから
新卒でWebマーケターになる方法は、下記の4つです。
- Webマーケティング会社のインターンシップに応募する
- 独学でWebマーケティングの知識を身につける
- Webマーケティングスクールに入る
- ブログやSNS運用を行う
時間をかけてWebマーケターになる方法は、下記の4つです。
- 他部署で経験を積んでからWebマーケティング部門に異動する
- 異業種から第二新卒でWebマーケターになる
- Webマーケティング会社の営業職からWebマーケターになる
- Webマーケティング関連の副業を極めて独立する
Webマーケターを目指して頑張ってくださいね!
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