Webマーケティング業界は「絶対やめとけ!」と言われる7つの理由【現役Webマーケターが業界の内情を暴露】

Webマーケティング業界は「絶対やめとけ!」と言われる7つの理由

「Webマーケティング業界はやめとけと言われるけど、ホントなの?」

あなたはそんなウワサに悩まされていませんか。

Webマーケティング業界に転職したいけれど、 悪いウワサが多いと気になりますよね。

結論から言うとWebマーケティング業界は大変な面はあるものの、それを上回る魅力があります。

中でもいちばんの魅力は、急成長している業界でキャリアを築ける点です。

この記事では現役Webマーケターのワタリが、「Webマーケティング業界は絶対やめとけと!」と 言われる理由について、徹底解説していきます。

Webマーケティング業界への転職を検討している人は、ぜひ参考にして下さい。

本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

この記事を書いた人
ワタリ/Webマーケター
ワタリ/Webマーケター

<プロフィール>

  • 職歴18年の現役WEBマーケター
  • 総合広告代理店→ネット専業代理店→WEBマーケティング会社を渡り歩く
  • WEBサイト構築・WEB広告・DSP・SEO・などデジタルマーケティング全般の経験豊富
目次

「Webマーケティング業界は絶対やめとけと!」言われる7つの理由

「Webマーケティング業界は絶対やめとけと!」言われる7つの理由

「Webマーケティング業界は絶対やめとけ!」と言われる理由は、下記の7つです。

「Webマーケティング業界はやめとけ!」といわれる7つの理由
  1. 残業が多くブラックなイメージがある
  2. 業務内容は地味なものが多い
  3. 常に成果を求められる
  4. 最新テクノロジーを継続的に学び続ける必要がある
  5. 平均年収はイメージほど高くない
  6. Webマーケティングスキルの習得に時間がかかる
  7. 正解がなく常に仮説検証を続ける必要がある

では、具体的に解説していきますね。

1.残業が多くブラックなイメージがある

一般的にWebマーケティング業界は、労働時間が長い傾向にあります。

理由としてはWebマーケターは対応する業務範囲が広く、作業量も多いからです。

分かりやすいように、Webマーケターの具体的な業務内容を紹介しましょう。

中堅Webマーケターの業務内容
  • 担当クライアントの業務理解
  • Webマーケティング上の目標設定
  • Webサイトの現状分析と課題発見
  • Web広告のアカウント開設
  • Web広告の企画案作成
  • Web広告の運用管理
  • SEOの企画案作成
  • SEOの分析・改善
  • 週次レポートの作成
  • クライアントとの月次定例会議

※上記はワタリ勤務先の場合。企業規模・社歴などによっても業務範囲・内容は変わります。

これ以外にも上司への報告、社内ミーティング、クライアントからの突発対応をこなす必要があります。

Webマーケティング業界に入った当初は、業務範囲・業務量に驚くかもしれません。

しかしある程度慣れてくると、効率的に業務を回すことも可能です。

ワタリの勤務先では、単純作業はRPAやChatGPTを活用することで、業務時間を短縮しています。

ひと昔前のWebマーケティング業界は残業が常態化し、ブラック企業のイメージがつきものでした。

最近は人材不足・業務効率改善の流れもあり、以前よりは業務時間は減少傾向にあります。

ワタリ

以前は深夜残業、徹夜、休日出勤が当たり前でした…

2.業務内容は地味なものが多い

Webマーケティング業界は華やかでカッコいいイメージがありますが、実際は地味で泥臭い作業が多いのが現状です。

Webマーケティング業界の幻想
  • 朝はスタバでコーヒーをテイクアウトしてから、オシャレなオフィスに出社
  • 昼はインスタ映えする話題のレストランで、チームミーティングも兼ねたランチ
  • 夜はプロジェクトメンバーと高級レストランで、マーケティング成功の祝勝会
ワタリ

夢が膨らみますね・・・

Webマーケティング業界の現実
  • 朝はコンビニでおにぎりとエナジードリンクを買ってから、あわただしく出社。
  • 昼は自宅から用意してきた弁当で簡単に済ませ、締め切りが迫っているレポート作業に着手
  • 夜は定時に対応できなかった.、広告企画案を作成。2時間ほど残業してから帰宅
ワタリ

現実のWebマーケターはこんな感じですね。

Webマーケティング会社にもよりますが、意外と地味な業界です。

過大な期待を持ちすぎて、現実を見てガッカリしないようにしましょう。

3.常に成果を求められる

常に成果を求められる

Webマーケティング業界では、クライアントから常に成果を求められます。

Webマーケターは、担当するクライアントの成果を出せるか出せないかで、明暗が分かれます。

早い段階で成果が出れば、クライアントからの信頼度が上がり、比較的自由にマーケティング施策を任せてもらえます。

逆になかなか成果が上がらないと、クライアントからの不信感が増え、細かい注文が多くなります。

最悪の場合、他のWebマーケティング会社に乗り換えられることも珍しくありません。

Webマーケティング業界では、成果が数値ではっきりわかるため、Webマーケターは下手な言い訳ができません。

予算が少なすぎる、競合企業が強すぎる、クライアントに改善提案しても採用されない。

といった外部要因によって、成果創出が難しい場合もあります。

とはいえ、Webマーケターは顧客のビジネスを成功させるために、全力で成果創出に貢献することが求められます。

4.最新テクノロジーを継続的に学び続ける必要がある

最新テクノロジーを継続的に学びつづける必要がある

Webマーケティングの世界では、日々最新テクノロジーが生まれています。

ワタリもWebマーケティング業界に17年いますが、日々変化の激しさを実感しています。

参考までにWebマーケティング業界の最新テクノロジーを、ざっくり年代別にまとめてみました。

スクロールできます
年代テクノロジー
1990年頃バナー広告・メール広告が登場
2000年頃リスティング広告・アドネットワーク広告が登場
2005年頃行動ターゲティング広告が登場
2007年頃Google広告で機械学習による広告の自動入札が開始される
2011年頃オーディエンスターゲティング広告が登場
2011年頃DSP(Demand SidePlatform)を使った広告配信手法が登場
2012年頃DMP(Data Management Platform)を使ったマーケティング手法が登場
2014年頃MA(Marketing Automation)を使ったマーケティング手法が登場
2021年頃Google広告でAIテクノロジーを活用した運用商品がリリースされる
【Webマーケティング業界のテクノロジー変遷】

今後はAIを活用したWebマーケティング手法が、より加速するのは明白です。

Webマーケティング業界は、これらの最新テクノロジーを業務に取り入れて活用しないと、淘汰される運命にあります。

当然Webマーケターも、最新テクノロジーについて学び続ける必要があります。

5.平均年収はイメージほど高くない

doda発表の「2023年版平均年収ランキング調査」のデータによると、インターネット/広告/メディア業種の平均年収は423万円です。

Webマーケター平均年収
データ引用元:2023年版 doda 平均年収ランキング【最新版】

Webマーケターの平均年収は、全職種の平均年収よりは高いものの、イメージほど高くはありません。

Webマーケティング業界では、年収1,000万円以上の社員はごくわずかです。

参考までに役職別の年収モデルを紹介します。

役職別年収モデル
  • 一般社員:340~400万円
  • マネージャー:450~600万円
  • 部長:650~750万円

ワタリの場合は、Webマーケティング会社に転職した当初は、年収480万円でした。

その後、成果を出し続けたことが認められ、30代で年収650万円に到達しました。

会社員で年収1,000万円はハードルが高いですが、努力次第で年収600〜750万円程度は十分狙えます。

6.スキルの習得に時間がかかる

Webマーケティング業界は専門スキルと実践経験が重視される世界です。

初心者がWebマーケティングスキルを習得し、実践経験を積むには一定の時間がかかります。

参考までに、Webマーケタティングスキルを、習得するまでのおおよその期間をまとめました。

Webマーケティングスキル習得期間
  • Webマーケティング全体の基礎知識習得:3~6ヶ月程度
  • SEO、Web広告、SNS広告など、専門分野の知識習得:3ヶ月程度
  • リスティング広告の運用、マーケティングプラン策定、SEO改善提案:6ヶ月~1年程度

Webマーケティング会社に未経験で入社した場合、クライアントの主担当になるまで早くても1年程度はかかります。

それなりに実力のあるWebマーケターになるには3年程度は必要です。

Webマーケターは専門性の高い職業なので、根気よく学習・実践経験を積む必要があります。

7.正解がなく常に仮説検証を続ける必要がある

仮説検証し続ける必要がある

Webマーケティングの世界には絶対的な正解がありません。

膨大な時間をかけたWebマーケティングプランを実行しても、成果は保証されていません。

実際に予算を投下して実行してみないと分からない部分もあり、ギャンブルに近い側面もあります。

そのためWebマーケティングで重要なのは、PDCA(計画、実行、評価、改善)を回し続けることです。

実施した施策のどこが悪かったのか、改善できるポイントはどこか、次回優先的に実施する施策はどれがいいか。

Webマーケターはこのような仮説検証型のプロセスを、常に継続する姿勢が重要です。

Webマーケティング業界6つの魅力

Webマーケティング業界6つの魅力

「Webマーケティング業界は絶対やめとけ!」という意見があるのは確かですが、Webマーケティング業界には、そんな意見を上回る大きな魅力があります。

「Webマーケティング業界は絶対やめとけ!」という理由を上回る理由は、下記の6つです。

Webマーケティング業界6つの魅力
  1. 急成長している業界でキャリアを築ける
  2. 最新テクノロジーに触れられる機会が多い
  3. 仕事の成果が分かりやすい
  4. Web解析・データ分析スキルが身につく
  5. 副業・独立に活かせるスキルが身につく
  6. 自由度の高い働き方が可能

では詳しく見ていきましょう。

1.急成長している業界でキャリアを築ける

Webマーケティング業界は右肩上がりで拡大し続けています。

2023年版インターネット広告媒体費総額の推移と予測
データ引用元「2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」株式会社電通 ほか

上記のグラフは、2023年度のインターネット広告媒体費における、総費用の推移です。

2018年以降、右肩上がりに成長しているのが分かります。

コロナ禍がピークだった2022年でも、対前年比115.0%の伸びを見せています。

転職者にとっては、衰退している業界よりも成長している業界でキャリアを積むことは、年収においても大きなメリットになることは間違いありません。

ワタリは衰退している業界で働いていましたが、年収は300万円以下でした。

Webマーケティング業界に転職することで、年収180万円アップの480万円を達成し、5年後には年収650万円に到達しました。

2.最新テクノロジーに触れられる機会が多い

最新テクノロジーに触れられる機会が多い

Webマーケティング業界は、最新のテクノロジーに触れられる機会が非常に多いです。

最新テクノロジーを常に学び続ける大変さはありますが、好きな人にとっては魅力的な業界なのは、間違いありません。

今後も様々なIT企業が、Webマーケティングテクノロジーを開発していくはずです。

Webマーケティング業界にいると、情報感度が上がり、世の中の動きに敏感になれるというメリットがあります。

Webマーケティング業界に身を置くことは、自分のキャリアを築く上でも非常に役に立ちます。

3.仕事の成果が分かりやすい

仕事の成果が分かりやすい

Webマーケティング業界は、成果が分かりやすいのが特長です。

クライアントのWebサイトアクセス状況や、インターネット広告の成果は、ほぼリアルタイムで確認できます。

自分が提案したWebマーケティングプランによって、クライアントの成果がすぐ分かります。

成果が出ないと辛いですが、成果が出た時の達成感は格別です。

4.Web解析・データ分析スキルが身につく

Webマーケティング業界では、すべての施策が数値化されます。

数値化されたデータを分析することは、Webマーケターの必須スキルです。

Webマーケターが行う具体的なデータ分析内容を、3点紹介しましょう。

データ分析例
  • Googleアナリティクスなどを利用した、Webサイト分析
  • リスティング広告の管理画面で確認できる、広告出稿結果分析
  • SEO分析ツールを活用した、関連キーワード順位調査

現在はあらゆる業界でWeb活用が常識になりました。

デジタルを活用した先進的な企業が増えてきた一方で、 きちんと自社のWebサイトを分析していない企業も少なくありません。

Googleアナリティクスの設定はしているけど、まったくデータ分析していない有名企業もあるくらいです。

Webマーケターにとっては当たり前のWeb解析・データ分析スキルは、実は本人がおもっている以上に価値があります。

5.副業・独立に活かせるスキルが身につく

副業・独立に活かせるスキルが身につく

Webマーケティングスキルは、どの業界・業種でも求められています。

そのためWebマーケターが日常的に対応しているSEO対策、広告運用、Webサイト改善などのスキルは副業をする上でも有利です。

クラウドワークス・ランサーズでは、Webマーケティング関連の案件が非常に多く募集されています。

Webマーケティング会社で社員として働きながら、副業で年収アップを狙うことも十分可能です。

副業で会社の年収を越えたら、フリーのWebマーケターとして独立することも夢ではありません。

6.自由度の高い働き方が可能

自由度の高い働き方が可能

Webマーケティング業界はリモートワークでも、業務にあまり支障がありません。

会社にもよりますが、コロナ禍が終わってもリモートワークを継続しているところは多いです。

NTTグループに関しては、原則リモートワークの新制度「リモートスタンダード制度」を2022年7月に導入すると発表しました。

ちなみに、ワタリの勤務先は週2日出社、週3日はリモートワークです。

クライアントとの打ち合わせは、Webミーティングが浸透しており、直接会わずに案件を受注することも珍しくありおません。

Webマーケティング業界は、基本的にPCとネット環境があれば、業務は可能です。

自由度の高い働き方が実現できるのは、Webマーケティング業界の魅力のひとつです。

未経験からWebマーケターになるには

未経験からWebマーケターになるには

6つの魅力があるWebマーケティング業界ですが、Webマーケターになるためには3つのポイントがあります。

Webマーケターになるための3つのポイント
  • 基礎知識の習得
  • 実践経験
  • 転職活動

上記の3つのポイントについては、別記事に詳しくまとめているので、参考にしてみてくださいね。

未経験からWebマーケターになる方法【現役Webマーケターがロードマップを徹底解説】

まとめ Webマーケティング業界は「絶対やめとけ!」と言われる7つの理由

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

最後にまとめです。

Webマーケターは「絶対やめとけ!」と言われる理由は下記7つです。

「Webマーケティング業界はやめとけ!」といわれる7つの理由
  1. 残業が多くブラックなイメージがある
  2. 業務内容は地味なものが多い
  3. 常に成果を求められる
  4. 最新テクノロジーを継続的に学び続ける必要がある
  5. 平均年収はイメージほど高くない
  6. Webマーケティングスキルの習得に時間がかかる
  7. 正解がなく常に仮説検証を続ける必要がある

Webマーケターは「絶対やめとけ!」と言われる理由はあるが、それを上回る大きな魅力があります。

Webマーケティング業界のメリットは下記6つです。

Webマーケティング業界6つの魅力
  1. 急成長している業界でキャリアを築ける
  2. 最新テクノロジーに触れられる機会が多い
  3. 仕事の成果が分かりやすい
  4. Web解析・データ分析スキルが身につく
  5. 副業・独立に活かせるスキルが身につく
  6. 自由度の高い働き方が可能
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この記事を書いた人

職歴18年目の現役WEBマーケター。総合広告代理店→ネット専業代理店→WEBマーケティング会社を渡り歩く。WEBサイト構築・WEB広告・DSP・SEO・などデジタルマーケティング全般の経験豊富。#EXTAGEWORKS

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